さよならエレジーのギター難易度は?初心者の挫折原因と簡単攻略法
菅田将暉さんの代表曲であり、シンガーソングライターの石崎ひゅーいさんが楽曲提供を手掛けた名曲『さよならエレジー』。力強い歌声と疾走感あふれるアコースティックギターのサウンドに憧れ、「この曲をアコギで弾き語りしてみたい!」とギターを手にする人が後を絶ちません。
しかし、実際に練習を始めてみると「右手のリズムが追いつかない」「コードチェンジが間に合わず音が途切れる」といった壁に直面し、挫折してしまうケースが非常に多い楽曲でもあります。本記事では、プロの視点から『さよならエレジー』のリアルなギター難易度、初心者がつまずきやすい原因、そして誰でも挫折せずに弾き語りをマスターできる簡単アレンジの攻略法を徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:『さよならエレジー』の難易度は初心者にとって「中級への登竜門(★5中3.5)」。コード自体の難しさよりもテンポBPM 136の速いストロークが最大の壁。
- 要点2:初心者が挫折する主な原因は、高速の16ビートストロークとFやB7などのバレーコードを含む素早いコードチェンジにある。
- 要点3:Capo 2(2フレットカポ)と簡易コード(Fmaj7などへの置き換え)を活用し、テンポを落として練習すれば初心者でも確実に1曲通して弾き語れるようになる。
【総評】菅田将暉『さよならエレジー』のギター難易度と楽曲スペック
アコースティックギターで弾き語りをするにあたり、『さよならエレジー』の総合的な難易度は「脱初心者レベル(中級の一歩手前)」に位置づけられます。
ギターを始めて1〜2週間の完全初心者が原曲通りのスピードとストロークで弾きこなすのは正直なところハードルが高めです。しかし、曲の構成自体は王道のコード進行で組み立てられているため、演奏のコツとアレンジ方法さえ把握できれば、ギター歴1〜3ヶ月程度の初心者でも十分にマスター可能です。
楽曲の基本的なスペックは以下の通りです。
- テンポ(BPM):約136(ドライブ感のあるアップテンポ)
- カポタスト(CAPO):2フレット装着(Capo 2)でキー Em(原曲キー F#m)として演奏するのが一般的
- 拍子・リズム:4分の4拍子 / 16ビート・ストローク
- 使用する基本コード:Em、C、D、G、Am、B7、F(またはFmaj7)など
石崎ひゅーいさんならではの哀愁を帯びたメロディラインと、感情を叩きつけるようなアコギのストロークが融合しており、ギター1本でも驚くほど重厚なサウンドが出せる点がこの曲の大きな魅力です。
なぜ初心者は挫折するのか?『さよならエレジー』で直面する3大の壁
練習を始めた多くの初心者が途中で諦めてしまうのは、楽曲特有のいくつかの明確な理由が存在するためです。代表的な挫折原因を3つに分けて整理します。
① BPM 136という疾走感のある16ビートストローク
最大の難関は、テンポの速さです。BPM 136のスピードで右手を振り続けながら、アクセント(強弱)や空振り(空ピッキング)を正確に入れる16ビートのストロークパターンは、手首の余計な力が抜けていないとすぐに腕が疲れてリズムが乱れてしまいます。
② バレーコード(FコードやB7)での音詰まりとコードチェンジの遅れ
AメロやBメロ、サビの要所で登場するFコードやB7コードの押さえ分けに苦戦する人が多く見られます。特にアップテンポの中で指の形を瞬時に切り替える必要があり、左手の移動が追いつかずに演奏が止まってしまうことが挫折の決定打になりがちです。
③ 激しいストロークを刻みながら歌う「弾き語り特有の難しさ」
ギター単体であればなんとか弾けても、「歌を乗せた瞬間に右手のストロークが止まる」という現象が頻発します。ストロークのリズムと歌のメロディのリズムが細かくシンコペーション(食い気味に変化)しているため、右手の動きが無意識レベルで自動化されていないと歌唱との両立が難しくなります。
原曲のコード進行とイントロの弾き方|TAB譜から読み解く攻略ポイント
『さよならエレジー』を原曲のニュアンスに近づけるためには、イントロのアプローチとコード進行の規則性を理解することが近道です。
【イントロの弾き方とコツ】
イントロはアコギの単音弾きとコードストロークを組み合わせた印象的なフレーズから始まります。TAB譜で見ると、低音弦のルート音を響かせながら高音弦でメロディをなぞる動きをしていますが、初心者の段階では無理に原曲と完全一致のアルペジオ・単音フレーズを追う必要はありません。まずは「Em → C → D → G」のコードストロークをジャカジャカと力強くかき鳴らすだけでも、十分に『さよならエレジー』特有の雰囲気を再現できます。
【主要なコード進行のパターン(Capo 2時)】
- Aメロ:Em → C → D → G → Em → C → D → Em
- Bメロ:C → D → Em → C → D → B7
- サビ:Em → C → D → G → Em → C → D → G(〜C → D → Em)
コード進行を俯瞰すると、基本的には「Em・C・D・G」の循環コードが軸になっていることが分かります。新しく覚えるコードの数自体はそれほど多くないため、左手の形を体に覚え込ませることが最優先となります。
初心者でも今日から弾ける!簡単アレンジと裏ワザコード
「どうしてもFコードで音が鳴らない」「速くて指が動かない」という方に向けて、挫折を回避するための実戦的な簡単アレンジを紹介します。
① Fコードは「Fmaj7」または「簡易Fコード」に置き換える
人差し指で1フレットをすべて押さえるセーハ(バレーコード)のFコードは、1弦を開放にした「Fmaj7(エフ・メジャーセブン)」や、1〜2弦の1フレットだけを人差し指の腹で押さえる「簡易F」に置き換えて演奏しましょう。この曲の哀愁漂う響きにおいて、Fmaj7の響きは非常に相性が良く、不自然さを感じさせずに演奏を成立させることができます。
② B7コードは指を寝かせず「指先」で押さえる
B7はバレーコードではありませんが、4本の指を使うため形が複雑です。どうしても難しい場合は、押さえる弦を簡略化したフォームを使うか、コードの変わり目ギリギリまで前のコードを引っ張らず、1拍早く手を離して次のフォームを作る準備を整えるのがポイントです。
③ 最初は「8ビート・全ダウンストローク」で練習する
複雑な16ビートを最初から目指すのではなく、まずは「ジャ・ジャ・ジャ・ジャ」と1小節に4回(あるいは8回)下方向に振り下ろすだけのシンプルなストロークで曲を合わせましょう。これだけで右手にかかる負担が劇的に減り、歌に集中できるようになります。
菅田将暉のように感情を込めて弾き語るためのステップアップ
簡易アレンジでコード進行が途切れずに弾けるようになったら、少しずつ原曲の熱量を再現するステップへと進みます。
ステップ1:メトロノームでBPM 90からスタートする
いきなり原曲スピード(BPM 136)で弾こうとせず、テンポをBPM 90〜100程度まで落として練習します。ゆっくりなテンポでコードチェンジを完璧にし、体がフォームを覚えたら5ずつBPMを上げていきます。
ステップ2:右手の「空振り」をマスターして16ビートを作る
16ビートストロークの肝は、弦にピックを当てない「空振り(空ピッキング)」です。右手を上下に一定リズムで振り続けながら、音を鳴らすタイミングと鳴らさないタイミングをコントロールします。手首を柔らかく使い、脱力してスナップを効かせることが長時間の演奏でも疲れない秘訣です。
ステップ3:セクションごとのダイナミクス(強弱)をつける
原曲の菅田将暉さんの歌唱のようにエモーショナルに聴かせるには、演奏の抑揚が不可欠です。Aメロはギターの音量を抑えめに優しくストロークし、サビ前のBメロ(B7に向かう部分)でクレッシェンド(だんだん大きく)、そしてサビに入った瞬間に力強くかき鳴らすことで、1本のアコギだけでもドラマチックな展開を生み出せます。
【さよならエレジー ギター 難易度】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ギター完全初心者が『さよならエレジー』を1曲弾けるようになるまでの練習期間はどれくらい?
A1:1日30分〜1時間程度の練習を継続した場合、簡易コードを使ったアレンジであれば約2週間〜1ヶ月で1曲通して弾き語りができるようになります。原曲通りの16ビートストロークや細かなイントロまで完全再現する場合は、2〜3ヶ月程度が目安となります。
Q2:カポタスト(CAPO)を持っていません。カポなしでも練習できますか?
A2:カポなしのままEmやCなどのコードフォームで弾くことも可能ですが、その場合は原曲より1音低いキー(Emキー)になり、原曲音源とキーが合わなくなります。原曲に合わせて練習したい場合や弾き語りのキーを合わせるためには、安価なもので構いませんのでカポタストを2フレットに装着して練習することをおすすめします。
Q3:エレキギターでも『さよならエレジー』の弾き語りはできますか?
A3:全く問題なく可能です。エレキギターはアコギに比べて弦の張力が弱く弦高も低いため、Fコードなどのバレーコードが押さえやすく、指の痛みに悩まされにくいという初心者向けのメリットもあります。アンプのクリーン〜軽いクランチトーンに設定して練習すると雰囲気が良く出ます。
まとめ:焦らず段階を踏めば初心者でも必ず弾き語れる!
菅田将暉さんの『さよならエレジー』は、テンポの速さとストロークのリズム感から初心者にとってハードルが高く感じられがちな楽曲です。しかし、曲の骨格を理解し、「Capo 2を活用したローコード進行」「Fmaj7などの簡易コードへの置き換え」「ゆっくりなテンポからの反復練習」という3つのアプローチを実践すれば、決して越えられない壁ではありません。
アコースティックギターのストロークがバチッと決まり、歌と一体化したときの爽快感は格別です。焦らず自分のペースで段階を踏みながら、熱い弾き語りを目指して練習をスタートさせてみてください。 (出典: さよならエレジー ギター 難易度(Yahoo!ニュース))